1993年8月22日〜

フェリーと私

 昨年のフェリーとは比べものにならないほど豪華な「太平洋フェリー」で今年はついに無謀にも岐阜県まで足を延ばした。 目的地「郡上八幡町」はテレビが子供達が10mの橋の上から飛び込む光景を映し出していたことがきっかけ。あんな子供達を生で見てみたい、そして生活の一部になっている街を歩いてみたかったのです。

 

川に飛び込む子供

橋と子供達

名古屋港上陸
 暑い!名古屋市内を迂回するため長良川河川道に向かうが、暑さと車の量でフラフラ状態、長良川で泳いでいる人たちを眺めながらなんとか八幡町に到着、落ち着いた町並が静かに向かえてくれた。

探索
 山の中の小さな街には、長良川と支流の吉田川が静かに流れている。吉田川には夏休みの子供達が歓声をあげ泳いだり、当たり前のように橋の上から飛び込んでいるが、高さは10mもあり大人でさえおびえる高さだ。小学生卒業までには男の子は飛び込めないと大人と認めてくれないらしく、歴代の親たちが引き継いだ歴史だそうだ。低学年からに低い岩から飛び込み、学年別に岩の高さがあるらしい。また、街の中を浮き輪を付けて自転車で走っている子供達、海がない街とは思えない光景なのですよ。

郡上踊り

 数週間に渡って街の町内別に毎夜踊りが開催される「郡上踊り」、お盆には三日三晩踊り続けられ、人口の数倍もの人たちが集まるらしい。普段は観光客も少なく、地元の人たちが挨拶を交わす静かな街並には水が豊富で道の脇を流れているのです。

 城下町だった雰囲気も感じられ、歴史観たっぷりで時間が止まっているかのように落ち着ける街でした。

町並と私

 左写真は、長良川の鮎のヤナバ。名古屋港に帰る途中の涼しいひととき、北海道には無いとても綺麗な川。

長良川

    1992年1992      19941994年に