カーテンを開けると、眩しいぐらいの光が飛び込んできた。　テレビの天気予報は「晴れ」の一言。　この旅で一番嬉しい朝のように感じながら、7:00過ぎに荷物の一部をバイクに詰め込みに行く。　ここも朝食は軽食ながらオムレツ付き無料という歌い文句のホテル、前日同様期待しないでロビーに行くと、歩道に面してオープンカフェになっていて、フルーツ・飲み物・パン・ハムエッグ・その都度焼いてくれるフワフワオムレツ・押しご飯などなど下手な温泉旅館の朝食よりもすごかった！！

　7:40　お腹の苦しさを感じながら出発、食べ過ぎました。

　県道29を北上、すれ違うミニバイクの殆どが女子高校生なんですよ。北海道では見られない風景に写真を撮りたかったけれど、通報されそうなので止めました。笑

　→　R371合流手前の峰からの景色。

　龍神温泉付近にある、R425入り口。　このルートは「日本三大酷道」と言われていて、前日の駐在所の人たちも行かない方がよいと言われていたぐらいだ。

　酷道・・・、だからこそこの看板の意味が一体どのようになっているか知りたくなったり・・・。　それにしても、夜間となっているにもかかわらず、通り抜け出来ませんという矛盾はいったい・・・・。

　R371、下りと言えど走りやすくハイスピードルートで高野山に10:30到着、タワーから31km。

　観光客となり、周遊入館券片手に回り終え路肩にバイクを駐めていると、「札幌からですか？」と女性の声が後ろから。 この質問は不思議ではないけれども、「私も札幌からです、バイクで・・・」、という意外な言葉に驚いた。　帰る日は決めていないと言うからうらやましい話を昼食のカレーを食べながら聞き、お互いの旅が無事に終わるようにと別れて自分は出発、12:55。   (彼女はBMW の1,200ccバイクだった)

　橋本市に向かうのに最初はR371に向かう予定だったけれど、歩いている人に聞いたら、「道が狭いので薦めないよ」と。

　引き返しR370経由で橋本市へ、これでも急な下り坂をパトカーの先導（偶然だけれど）で切り抜け、橋本市内に入ると気温もグッと上がり暑い。

　R24-R370-R169と走り継いで桜と千本杉で有名な吉野山に、14:45  高野山から54kmで到着。

　まっ、何もないこの季節だけに緑色一色の世界だった。

　休憩程度で旅館へ来た道を戻る。　

　この旅、最後の宿「五條市の藤井旅館」に15:38  高野山から83.3km。

　駅前と言うことだったけれど、サビれたエリアと狭い一方通行だらけ。腰の低い館主がバイクを旅館横にと案内してくれて、奥さんだろう人が部屋に案内してくれたが、何かカチンとくる対応が気になった。　旅館は明治・大正と増築されてきた歴史ある旅館ながら、清掃は行き届いているようだが古さは隠せずこれは仕方ないところだろう。　ジェットバスという似合わない広い風呂に入り、ちょっと早いビールで・・・ホッとする。

　国道沿いの大手スーパーまでは遠く、とても歩いていく気力は沸かずに夕食は仕方なく旅館近くの中華食堂？で・・・。チャーハン\470と餃子\270だったかなぁ、まぁまぁの価格と味でお腹を満たし旅館にある豊富な漫画コミックで今夜も更けて行きました〜。