広島瀬戸内の旅  2005-9-813

9日

  相変わらず目覚まし時計なしで目が覚める体質、カーテンを開けると広島駅の向こうから朝日が昇り始めていた。ホテルで朝食バイキングをお腹いっぱい食べてチェックアウト。

 今日は、第二の目的「大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館・平成17年4月23日開館)」。 広島からは8:30JR呉線の普通列車で呉に9:19着。 この時間だというのにさすがに暑い!駅のコインロッカーに荷物を預けて徒歩3分程度で着く利便さはすごい。

 入場するとすぐに1/10スケールの大和の模型が鎮座していて、10時前とあってまだ館内は閑散としていたのでゆっくりと見ることが出来た。

 船主の球形など現代船の基本設計とされている技術が、この船で開発されたことは知らなかった。この時代では珍しい空調システム(エアコン)、エレベーターなど世界が驚く技術を満載していたらしい。照明の反射鏡は、今の技術でも真似できない職人の仕事など、戦争に関係なく日本人の職人技術を学ぶことが出来た。

 10時を過ぎると館内は見学者で混雑しだした。修学旅行のコースにもなっているようだ。

 何故か未来への夢に続くコーナーが最終にあった。漫画家の松本零士コーナー? 大和つながりなのでしょうねぇ。

 ある程度ゆっくり見ていたつもりだけれど、人が多くて退散することに。

 呉駅13:01発、広駅13:10着の時間に会わせてミュージアムの展望で休憩していると、ボランティア説明員の年配の方が来たので「いつもこんなに混んでいるのですか?」と聞いてみると、「まだ本日はすいている方ですよ」と返答。 そしてたまたま北海道から来たと話すと、バイクで北海道を単独ツーリングで走っているらしく、話は長くなってしまったのです。

 広駅で乗り換え、13:18発三原駅行きの各駅停車の旅が始まる。昨年、反対路線を乗って時間が長く嫌気をさしていたけれど交通機関がないので楽しむしかない・・・。

 1時間20分、2両編成のワンマンカーは広駅を出発するときは立ち客が数名程度の乗客数、安浦駅到着頃は立ち客はいなくなった。海岸線のルートだけれど、案外ギリギリ海沿いを走る区間は少なく展望も期待できないのが残念だ。

 忠海駅から安芸幸崎駅間が唯一シャッターチャンスなので、ほかの乗客の目を気にせず窓に陣取る。うーん、ガラスが虫だらけなので焦点距離をずらして撮っていると、あっという間にきれいな景観は過ぎてしまった。

 三原駅14:38到着。 実は、福島市に住んでいた友人夫婦がこの三原に引っ越してきている。 奥さんが第四子を出産し病院にいるので立ち寄るつもり・・・、その友人も数日前に交通事故で入院してしまうというダブル入院! 駅前で病院を訪ねるとそれぞれ正反対の場所、まして奥さんの病院はバスの便も少ないとか。タクシーもそれなりにかかるらしいので出直すことにした。

 三原駅15:27発で15:38に尾道に到着する。毎度来ている駅前も今年はちょっとにぎやかな雰囲気、「広島6区」の選挙戦まっただ中だ。駅前左に「ほりえもん」の選挙事務所があった。 ←事務所内に張ってあるメッセージ用紙、数枚記念に・・。

 昨年お世話になった「都旅館」へ徒歩数分。 実は今年春に女将さんが急死した訃報をいただいていたのです。昨年お会いしたときはとてもお元気で信じられないことでした。数ヶ月、休館していたのですがご家族が再開しています。

 「こんにちはー♪」と出迎えていただき、女将さんの仏前にご挨拶させていだきました。今日から4泊、本日と明日は前泊されているお客さんの都合で大きな部屋に一人だ。

 旅館でいろいろとお話ししているうちに時間が結構経過、お風呂に入って夕食はいつもの「一口」の串揚屋さんだ。 いつもご一緒してくれる「路地ニャン公」さんは海外から本日遅くに尾道に帰ってくるので明日以降会うことに。 本日はtomoさんが仕事帰りに遅くならなければ立ち寄ると言うことで、一口さんには私が来る情報はだいぶ前から流れていたようだ。 昨年借りた旅館の自転車を今年も借用、なんと去年私が乗った以来誰も使用していないという私の自転車?を走らせお店に到着すると、入れないお客さんが数人待っていた。 外で待っているとお店のお兄さんが「こんばんは」と挨拶、お姉さんも挨拶に出てきてくれて、昨年までいなかった娘さんも「初めまして」と出てきてくれました。「うーん、うれしいの一言です!!」、遠い北海道の旅人にこんなにまでしてくれて感激です!!

 tomoさんと再会してお腹いっぱい、帰ろうとするとお兄さんが「もう帰るの」の一言で、またまたいつものJazz Ber  A-trainに。 入るとそこには今さっき帰ってきたと言う路地ニャン公とお友達が!そしてお店のH君が驚きながら「いらっしーい」。

 フレッシュフルーツ洋なしのカクテルです。→

 自転車ダッシュで旅館へ戻り、気持ちよく就寝です。

 

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