自宅〜苫小牧東港〜敦賀港 9.22/23  走行距離 78.9km

 いよいよ出発当日というのに、まだパッキングにゴタゴタ・・・。16時頃家を出るつもり。夕食と翌朝のおにぎりを(自分で)作って予定より30分遅れで苫小牧方面に走り出す。
 うーん、どのルートで行こうか迷っている優柔不断人間。「港まで約80km、90分程度の道のりなので18時には到着するだろう」と考えているうちに分岐点だ! 夕日が私の影を黄金色の稲穂に映し出してくれているのでR274へ(意味不明)。

秋田港ですれ違うフェリー
秋田港

秋田港を出るフェリー
秋田港

 バックミラーが夕日を浴びてまぶしいけれど、R234そして厚真町へ来ると日が沈み一気に気温が下がって寒い。丘が夕焼けに染まり、新千歳空港に着陸する飛行機がとっても綺麗だった。カメラを向けるには送電線が邪魔で、ちょっと残念。
 FT(フェリーターミナル)まであと少し、GSで満タンにしなければ敦賀上陸後の給油は早朝のため自動車道のSEしかないので給油、たった3Lで満タンでした。

 FTに17時47分到着78.9kmの行程。

 バイクはすでに数台待機中、体が冷えたので暖かい飲み物ゲットして乗船手続きを往復済ませてしまう。

秋田港沖のフェリー
秋田港を出港

フェリーの航跡
秋田港〜新潟港で

 「佐渡島に沈む夕日です」

佐渡島に沈む夕日

佐渡島に沈む夕日

船からの夕日

 苫小牧東港出発間近になると、敦賀行きバイクはたったの3台で残りの20台ぐらいは新潟行き、そして数台の秋田行き。
 夏休みも終わっているのだろうけれど、なにやらマニアックなライダーばかりのように感じて普段なら話し込むところなのに、誰一人として知らない人とは話していない・・・。(変なの!)

 二等寝台で一緒になった姫路ライダーさん。自分よりは年上のは一目瞭然、北海道には何度も来ているらしい。

 定刻の19時50分出港。エントランスロビーは、ツアー客などでとても賑わっていた。ベットで本を読みながらおにぎりを食べて、ロビーでビールを飲んでいると隣に年配のお父さんが座った。
 北海道で登山をする新潟からのツアーのお一人、写真が好きで世界を飛び回っていると延々と話してくれた。その話より驚いたのは、そのツアー!新潟からフェリー一泊で小樽に4:30着、そしてバスで大雪山旭岳を散策してこの船に乗っているというのです。えっ?北海道には宿泊していないのですね、すっごいツアーだなぁ。

 秋田港入港、「多少入港が遅れマース」と船内アナウンス。船が停船したと言うことは、出港するフェリーが遅れているらしい。案の定、苫小牧行きのフェリーが出港していった。接岸後、数台の車両と牛を積載していたトラック数台、そしてバイクが下船して行き、1時間の寄港予定時間が30分ちょっとで作業を終えて新潟に向けて定刻に出港。

フェリー後方の夕焼け

 航海中、海は穏やかで青空が広がっていた。19回目のフェリーだけれど今まで揺れたことは2度しかない。一度は台風に追われて帰ってきたときは揺れたなぁ。

 航跡が好きで、秋田港出港した午後の数時間は風に打たれて日に焼けました。新潟港ではほとんどの車両が下船、バイクが数台乗り込んで来ただけ。「へぇ〜、新潟から敦賀まで利用する人もいるんだなぁ」と驚きました。
 新潟を出港すると空席がなかったプロムナード(→写真)、カフェラウンジ(↓写真)は誰一人いなくなり、ロビーも静まりかえっていました。

船内の通路

船内のカフェラウンジ

 お風呂にも数回入ってしまい、何もすることが無く本を読んで過ごすのも船旅の楽しさ。姫路ライダーさんが、最後の晩餐に誘ってくれたのでレストランで食事。この新日本海フェリーのレストランで必ず食べる「塩辛」、何年も味が変わらず好きだなぁ。


 さて、明朝4時30分到着なので荷物の整理をして22時前にベットに付く。「明日走る能登半島沖を船は進んでいるのだろう」と考えながら、いつの間にか記憶は無くなっていた。

 


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